正答1
解説
正解は1です。
慢性腎臓病(CKD)患者に対するたんぱく質制限の意義を問う問題です。
たんぱく質制限は、腎臓の負担を減らして腎機能の低下を遅らせる目的で行います。
【選択肢別解説】
1:○ たんぱく質を多くとると、糸球体の濾過量が増えて過剰濾過の状態になります。
たんぱく質を制限すると過剰濾過が抑えられ、腎機能の低下を遅らせる効果があります。
2:× 0.8〜1.0 g/kg標準体重/日のたんぱく質制限は、主にステージG3aで適用されます。
ステージG1では、過剰な摂取を避ける程度で、この制限は行いません。
3:× エネルギーは、25〜35 kcal/kg標準体重/日を確保します。
エネルギーが不足すると体たんぱく質が分解され、制限の効果が損なわれます。
4:× たんぱく質を制限するときは、アミノ酸スコアの低い食品ではなく高い食品を選びます。
必須アミノ酸を効率よくとるためです。
5:× カリウムは肉や魚などたんぱく質源の食品にも多く含まれます。
たんぱく質を制限すると、カリウムの摂取量は増加ではなく減少する傾向です。
【ポイント】
たんぱく質制限では「エネルギーを十分に確保」「良質たんぱく質を選ぶ」の2点が必ずセットになります。