正答3
解説
正解は3です。
慢性心不全の病態と栄養管理を問う問題です。
心不全では、心臓のポンプ機能が低下して全身に十分な血液を送れなくなります。
【選択肢別解説】
1:× ボルマン分類は、進行胃がんの肉眼的分類です。
心不全の重症度評価には、NYHA(ニューヨーク心臓協会)分類などが用いられます。
2:× 脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)は、心室に負担がかかると分泌されます。
重症化とともに低下するのではなく上昇し、重症度の指標になります。
3:○ 心不全が進行すると、食欲低下、消化管のうっ血による吸収障害、炎症性サイトカインの増加が起こります。
その結果、筋肉や脂肪が著しく減る心臓悪液質になります。
4:× 40 kcal/kg標準体重/日は、心臓に負担をかける過剰なエネルギー量です。
心不全では、一般に25〜30 kcal/kg標準体重/日程度とします。
5:× 50 mL/kg標準体重/日は、標準体重60 kgで3 Lにもなり過剰です。
重症の心不全では、むしろ水分の摂取を制限します。
【ポイント】
心不全の栄養管理は、食塩制限(6 g/日未満)と体重の毎日の測定が基本です。
急な体重増加は、体液貯留のサインとして重要です。