正答3
解説
正解は3です。
日本人の食事摂取基準(2020年版)の栄養素の指標(EAR・RDA・AI・UL・DG)の意味と使い方を問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
推奨量(RDA)は、推定平均必要量(EAR)とともに、個人の摂取不足の可能性を評価する際に用います。
摂取量が推奨量付近か、それ以上であれば、不足のリスクはほとんどないと判断できます。
2:× 正しい記述です。
目安量(AI)は、十分な科学的根拠がなく推定平均必要量を算定できない場合に設定される指標です。
摂取量が目安量を下回っていても、不足しているかどうかは判断できません。
3:○ 誤った記述です。
耐容上限量(UL)は、通常の食品だけでなく、サプリメントや強化食品などからの摂取も含めて考える指標です。
過剰摂取が問題になるのは主にサプリメントなどを使う場合なので、これらを除外することはできません。
4:× 正しい記述です。
目標量(DG)の設定で対象とした生活習慣病には、高血圧、脂質異常症、糖尿病、慢性腎臓病(CKD)が含まれます。
5:× 正しい記述です。
2020年版では、目標量の算定に用いた根拠の質を示すため、エビデンスレベルが付されました。
【ポイント】
不足の評価にはEAR・RDA・AI、過剰の評価にはUL、生活習慣病の発症予防にはDGを用います。
AIを上回っていれば不足のリスクはほとんどないと判断できますが、下回っていても不足とは判断できない点が重要です。