正答5
解説
正解は5です。
血液疾患の病態と、検査値の変化を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 血友病は、第Ⅷ因子または第Ⅸ因子が欠乏する病気です。
活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)が延長しますが、プロトロンビン時間(PT)は正常です。
短縮するのではありません。
2:× 再生不良性貧血では、造血幹細胞が減少し、骨髄は低形成(脂肪髄)を示します。
過形成を示すのではありません。
3:× 悪性貧血では、胃の壁細胞が障害され、内因子が不足します。
内因子の作用は増強ではなく低下し、ビタミンB12が吸収されなくなります。
4:× 鉄欠乏性貧血では、鉄を運ぶトランスフェリンが増え、総鉄結合能(TIBC)は上昇します。
低下するのではありません。
血清鉄と血清フェリチンは低下します。
5:○ 播種性血管内凝固症候群(DIC)では、全身の血管内で血栓ができ、それを溶かす線溶も亢進します。
フィブリンが分解されるため、フィブリン分解産物(FDP)やDダイマーが増加します。
血小板と凝固因子は消費されて減少します。
【ポイント】
鉄欠乏性貧血は「血清鉄・フェリチン低下、TIBC上昇」、慢性炎症に伴う貧血は「血清鉄低下、TIBC低下、フェリチン正常〜上昇」と区別します。