正答1
解説
正解は1です。
くる病は、成長期の小児で骨の石灰化が障害される疾患です。
主な原因はビタミンDの不足で、腸管からのカルシウム吸収が低下します。
【選択肢別解説】
1:○ ビタミンDは、日光の紫外線を浴びることで皮膚でも合成されます。
日光曝露が制限されると合成が減り、くる病の発症リスクが高まります。
2:× 母乳はビタミンDの含有量が少なく、育児用ミルクにはビタミンDが添加されています。
そのため、混合栄養より完全母乳栄養の方が発症リスクは高くなります。
3:× 血中カルシウムが低下すると、それを補うために副甲状腺ホルモンの分泌が増えます。
血清副甲状腺ホルモン値は低下ではなく上昇します。
4:× 石灰化が不十分な骨では、骨芽細胞の活動が亢進しています。
そのため血清アルカリホスファターゼ(ALP)値は低下ではなく上昇します。
5:× 骨の石灰化にはカルシウムとリンの両方が必要です。
低リン食ではなく、ビタミンDとカルシウムを十分にとるよう指導します。
【ポイント】
成長期に起こるとくる病、骨端線が閉じた成人に起こると骨軟化症と呼びます。
完全母乳栄養、日光浴不足、極端な食物除去がくる病の危険因子です。