正答3
解説
正解は3です。
高トリグリセライド血症では、肝臓でのトリグリセライド合成を増やす糖質とアルコールを控えることが基本です。
一方、n-3系脂肪酸はトリグリセライドを下げる働きがあります。
【選択肢別解説】
1:× 炭水化物を過剰にとると、肝臓でトリグリセライドの合成が増えます。
炭水化物の比率は50〜60%Eとし、70%E以上にはしません。
2:× 果糖は肝臓で脂肪酸合成の材料になりやすく、トリグリセライドを上昇させます。
果糖を多く含む加工食品は増やすのではなく控えます。
3:○ 魚油に多いEPAやDHAなどのn-3系脂肪酸は、肝臓でのトリグリセライド合成を抑えます。
血中トリグリセライドを下げるため、積極的な摂取が勧められます。
4:× アルコールは肝臓でのトリグリセライド合成を促進します。
アルコールは25g/日以下に抑えることが勧められており、50g/日は多すぎます。
高トリグリセライド血症では、さらに厳しい節酒が必要です。
5:× 高カイロミクロン血症では、食事の脂質がカイロミクロンの材料になります。
脂質は20%E以上ではなく、15%E以下に厳しく制限します。
【ポイント】
高トリグリセライド血症の食事は「糖質・果糖・アルコールを控え、n-3系脂肪酸をとる」と覚えます。
高カイロミクロン血症は脂質制限が中心になる点が、他の脂質異常症と異なります。