正答2
解説
正解は2です。
妊娠期の栄養上の課題と、胎児への影響を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 神経管閉鎖障害の発症リスクを低減させるために付加的に摂取するのは、ビタミンCではなく葉酸です。
妊娠を計画している女性は、妊娠前から付加的な摂取が勧められています。
2:○ 妊娠悪阻では、激しい嘔吐で食事がとれず、ビタミンB1が欠乏します。
その結果、ウェルニッケ脳症の原因となります。
3:× β-カロテンの大量摂取は、胎児奇形をもたらしません。
β-カロテンは必要な分だけビタミンAに変換されます。
胎児奇形の原因となるのは、レチノールなどビタミンAの過剰摂取です。
4:× 妊娠中の低体重は、産後の乳汁産生不足の原因になります。
母体に十分な栄養の蓄えがないと、乳汁の産生が不足しやすくなります。
5:× 鉄の需要は、妊娠初期に比べ後期に低下するのではなく増加します。
胎児の発育と循環血液量の増加に多くの鉄が必要になるためです。
【ポイント】
食事摂取基準(2015年版)の鉄の付加量は、妊娠初期より中期・後期の方が大きく設定されています。
ウェルニッケ脳症は、意識障害、眼球運動障害、運動失調を特徴とします。