K事業所に勤務する管理栄養士である。
来年度から始める体重管理プログラムを検討している。
K事業所の従業員は1,000人(男性:300人、平均年齢42歳、女性:700人、平均年齢37歳)であり、近年、高血圧と糖尿病の罹患者が増加している。
表1はK事業所の従業員の今年度のBMIの分布である。
なお、K事業所の来年度のプログラム実施の予算は100万円である。
表1 K事業所の今年度の男女別BMIの分布
やせ(18.5kg/m²未満):全体155人(15.5%)、男性15人(5.0%)、女性140人(20.0%)
普通(18.5〜25.0kg/m²未満):全体640人(64.0%)、男性150人(50.0%)、女性490人(70.0%)
肥満(25.0kg/m²以上):全体205人(20.5%)、男性135人(45.0%)、女性70人(10.0%)
K事業所が掲げる、来年度の健康づくりの結果目標である。
最も適切なのはどれか。
1つ選べ。
正答3
解説
正解は3です。
K事業所では、近年、高血圧と糖尿病の罹患者が増加しています。
表1では肥満が全体の20.5%で、男性45.0%、女性10.0%にみられます。
【選択肢別解説】
1:× 男性の肥満は45.0%と多く、重要な課題です。
しかし女性にも70人(10.0%)の肥満者がおり、男性だけを対象にするのは不十分です。
2:× 女性のやせは20.0%と多いものの、事業所の健康課題は高血圧と糖尿病の増加です。
これらの疾患と関連が強いのは、やせではなく肥満です。
3:○ 高血圧や糖尿病は、肥満と関連の強い生活習慣病です。
男女ともに肥満者がいるので、男女とも肥満の割合を減らすことが最も適切な結果目標です。
4:× 男性のやせは5.0%と少なく、健康課題である高血圧・糖尿病とも関連しません。
男女ともやせを減らすことは、結果目標として適切ではありません。
【ポイント】
結果目標は、集団の健康課題(ここでは高血圧と糖尿病の増加)と結びつけて設定します。
肥満は、高血圧や2型糖尿病の主要な危険因子です。