地域密着型介護老人福祉施設K荘に勤務する管理栄養士である。
食事介助を担当している介護スタッフからの質問に対応している。
入所者は、76歳、男性。
1年前より入所しており、CKD(慢性腎臓病)に対するケアを行ってきた。
しかし、病態が悪化して、人工血液透析に移行した。
身長169cm、体重58kg、アルブミン値3.6g/dL、尿量ほとんど無し。
数日後、施設レクリエーションでバス旅行が決まった。
その日の昼食はレストランで天ぷら定食を食べることが決まっており、介護スタッフより配慮すべき点を質問された。
その回答として、最も適切なのはどれか。
1つ選べ。
正答4
解説
正解は4です。
透析患者は、食塩をとるとのどが渇き、水分摂取が増えて体重増加につながります。
外食では、食塩と水分の多い料理を控えることが大切です。
【選択肢別解説】
1:× ごはんは、食塩やカリウムが少ないエネルギー源です。
半分量にするとエネルギー不足になるので、減らす必要はありません。
2:× 魚介類は、透析患者に必要なたんぱく質源です。
全量残すとたんぱく質が不足するので、適切ではありません。
3:× 野菜料理を追加すると、カリウムの摂取が増えます。
高カリウム血症のおそれがあるため、追加は適切ではありません。
4:○ 汁物と漬物は、食塩を多く含みます。
汁物は水分も多いので、控えることで食塩と水分の両方を減らせます。
【ポイント】
透析患者の食塩は6g/日未満が目安です。
外食では、汁物を残す、漬物を控える、天つゆやしょうゆを付けすぎないなどの工夫をします。