正答4
解説
正解は4です。
炎症性腸疾患やイレウスなど、腸疾患の検査所見・評価法・栄養管理を問う問題です。
疾患と評価法・治療法の対応関係を正しく覚えておく必要があります。
【選択肢別解説】
1:× 潰瘍性大腸炎では、腸の炎症のため白血球数は低下ではなく増加します。
CRP(C反応性たんぱく質)や赤沈も炎症に伴って上昇します。
2:× チャイルド分類(Child-Pugh分類)は、肝硬変の重症度分類です。
クローン病の活動性は、CDAI(クローン病活動指数)などで評価します。
3:× イレウス(腸閉塞)では腸管内容物が通過できないため、経腸栄養は行いません。
絶食とし、静脈栄養で管理します。
4:○ たんぱく漏出性胃腸症では、血漿たんぱく質が消化管から失われ、低たんぱく血症になります。
失われる分を補うため、高たんぱく質食とします。
5:× 抗TNF-α抗体製剤は、クローン病や潰瘍性大腸炎の治療薬です。
過敏性腸症候群は器質的な炎症がないため、この薬は用いません。
【ポイント】
たんぱく漏出性胃腸症は、高たんぱく質・低脂肪食が基本です。
腸リンパ管拡張症が原因の場合は、中鎖脂肪酸を利用します。