45歳、男性。
事務職。
身長170cm、体重75kg、BMI26.0kg/m2、腹部CT測定により内臓脂肪面積110cm2であった。
血圧125/80mmHg。
空腹時血液検査値は、血糖100mg/dL、トリグリセリド140mg/dL。
その他、特別な健康障害はみられない。
この患者の病態と栄養管理に関する記述である。
正しいのはどれか。
1つ選べ。
正答1
解説
正解は1です。
BMI26.0kg/m²で肥満(BMI25以上)であり、内臓脂肪面積は110cm²です。
内臓脂肪面積100cm²以上は内臓脂肪型肥満と判定され、健康障害がなくても肥満症と診断されます。
【選択肢別解説】
1:○ 肥満があり、内臓脂肪型肥満に該当します。
肥満症診療ガイドライン2016では、内臓脂肪型肥満は健康障害がなくても肥満症と診断します。
2:× メタボリックシンドロームの診断には、内臓脂肪蓄積に加えて2項目以上の異常が必要です。
血圧125/80mmHg、血糖100mg/dL、トリグリセリド140mg/dLは、いずれも基準未満です。
3:× 脂質異常症のトリグリセリドの基準は150mg/dL以上です。
140mg/dLは基準未満なので、脂質異常症とは診断されません。
4:× 肥満症のエネルギー摂取量は、25kcal/kg標準体重/日以下が目安です。
35kcal/kg標準体重/日では多すぎます。
5:× 肥満症の減量目標は、3〜6か月で現体重の3%以上です。
1か月に10%の減量は急激すぎ、継続も困難です。
【ポイント】
メタボリックシンドロームの基準は、血圧130/85mmHg以上、空腹時血糖110mg/dL以上です。
脂質はトリグリセリド150mg/dL以上またはHDL-コレステロール40mg/dL未満です。
肥満症と診断されるかどうかは、内臓脂肪蓄積や健康障害の有無で判断します。