正答4
解説
正解は4です。
肺炎の原因微生物、発症場所による分類、好発部位を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× クリプトコッカスは細菌ではなく真菌であり、真菌性肺炎の原因となります。
2:× 肺炎球菌は、非定型肺炎ではなく定型的な細菌性肺炎の原因となります。
非定型肺炎の原因は、マイコプラズマ、クラミジア、レジオネラなどです。
3:× 入院後48時間以降に発症した肺炎は、市中肺炎ではなく院内肺炎です。
市中肺炎は、病院の外の日常生活の中で発症した肺炎をいいます。
4:○ 院内肺炎は、日和見感染であることが多い肺炎です。
入院患者は免疫力が低下していることが多く、ふだんは病原性の低い菌でも肺炎を起こします。
緑膿菌やMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)などが原因となります。
5:× 誤嚥性肺炎は、肺の上葉ではなく下葉に好発します。
誤嚥したものは重力で下の方へ流れやすく、特に右の下葉や背側に起こりやすくなります。
【ポイント】
院内肺炎は入院48時間以降に発症した肺炎で、日和見感染や耐性菌が問題となります。
誤嚥性肺炎は右下葉に多く、高齢者の嚥下機能の低下が背景にあります。