正答1
解説
正解は1です。
細胞の分化能(全能性・多能性)と、細胞分裂の仕組みを問う問題です。
多能性とは、さまざまな種類の細胞に分化できる能力のことです。
【選択肢別解説】
1:○ 受精卵は、多能性を有する細胞です。
受精卵は胎盤などを含めた個体のすべての細胞に分化できる全能性を持ちます。
全能性はさまざまな細胞に分化する能力を含むため、多能性も有しているといえます。
2:× 胚性幹(ES)細胞は、分化した細胞ではなく未分化な細胞です。
胚盤胞の内部細胞塊から作られ、さまざまな細胞に分化できる多能性を持ちます。
3:× 減数分裂により、染色体数は46本ではなく23本になります。
体細胞の46本が半分になり、受精によって再び46本に戻ります。
4:× 体細胞分裂は、細胞周期の間期ではなく分裂期(M期)に起こります。
間期はDNAの複製などを行い、分裂に備える時期です。
5:× 体細胞のテロメアは、細胞分裂に伴って伸長するのではなく短縮します。
テロメアが一定の長さより短くなると、細胞は分裂できなくなります。
【ポイント】
受精卵は全能性、ES細胞とiPS細胞は多能性を持つと整理しましょう。
減数分裂で染色体数は半減し、体細胞のテロメアは分裂のたびに短くなります。