正答4
解説
正解は4です。
神経性やせ症は、やせ願望や肥満への強い恐怖から極端な食事制限を行い、著しいやせをきたす疾患です。
低栄養に対する体の適応として、代謝を抑える変化が起こります。
【選択肢別解説】
1:× 低栄養では、エネルギー消費を抑えるため甲状腺ホルモンの活性型であるT3が減少します。
血清T3値は上昇ではなく低下します。
2:× 自己誘発性嘔吐や下剤の乱用によって、カリウムが失われます。
高カリウム血症ではなく、低カリウム血症になりやすいです。
3:× 低栄養に適応して代謝が抑えられるため、脈拍は遅くなります。
頻脈ではなく、徐脈がみられます。
4:○ 極端な食事制限に加え、むちゃ食いや自己誘発性嘔吐などの食行動異常がみられます。
本疾患の中心となる症候なので正しいです。
5:× やせているにもかかわらず、過剰に運動するなど活動量が多い傾向があります。
活動量の低下ではなく、過活動が特徴です。
【ポイント】
神経性やせ症では、無月経、低体温、徐脈、低血圧、うぶ毛の増加などもみられます。
再栄養時には、リフィーディング症候群に注意して少量からエネルギーを増やします。