正答5
解説
正解は5です。
肝硬変では、合併症の有無によって制限する栄養素や補う栄養素が変わります。
それぞれの合併症に対応した栄養管理を正しく選べるかが問われています。
【選択肢別解説】
1:× 腹水がある場合に制限するのは、エネルギーではなく食塩です。
食塩を1日5〜7g程度に制限し、水分の貯留を防ぎます。
2:× 肝硬変では亜鉛が不足しやすく、亜鉛はアンモニアの代謝にも関わります。
食道静脈瘤があっても亜鉛は制限せず、硬い食品や刺激物を避けます。
3:× 高アンモニア血症がある場合に制限するのは、脂質ではなくたんぱく質です。
アンモニアはたんぱく質の分解から生じるためです。
4:× ラクツロースは、腸内でのアンモニアの産生と吸収を抑える薬で、高アンモニア血症に用います。
低血糖には、就寝前軽食(LES)などで対応します。
5:○ フィッシャー比は、分枝アミノ酸と芳香族アミノ酸のモル比です。
肝硬変で比が低下した場合は、分枝アミノ酸を投与して改善を図るので正しいです。
【ポイント】
肝硬変では、夜間の飢餓状態を避けるため、1日200kcal程度の就寝前軽食(LES)を取り入れます。
分枝アミノ酸はバリン・ロイシン・イソロイシンです。