正答4
解説
正解は4です。
腸疾患の栄養管理では、疾患ごとに制限すべき栄養素と、不足しやすく補うべき栄養素を区別して覚えることが大切です。
【選択肢別解説】
1:× 過敏性腸症候群では、カリウムを制限する必要はありません。
規則正しい食事を心がけ、香辛料やアルコールなどの刺激物を控えます。
2:× 潰瘍性大腸炎の活動期は、炎症によってエネルギー消費が増え、低栄養になりやすいです。
エネルギーは制限せず、十分に確保します。
3:× 潰瘍性大腸炎の治療薬サラゾスルファピリジンは、葉酸の吸収を妨げます。
葉酸は制限ではなく、不足しないよう補います。
4:○ クローン病では、脂質が腸管の炎症を悪化させやすく、吸収障害で下痢も起こりやすくなります。
脂質の摂取量を制限することは正しいです。
5:× ビタミンB12は回腸で吸収されるので、回腸に病変がある場合や回腸を切除した場合は不足します。
制限ではなく、補給が必要です。
【ポイント】
クローン病では、低脂肪・低残渣の食事と成分栄養剤を組み合わせます。
脂質の中でも、n-6系脂肪酸を控えてn-3系脂肪酸を活用することがポイントです。