「週 3日休肝日にする」という行動目標を、 1か月継続している男性への管理栄養士の支援である。
トランスセオレティカルモデルに基づいた支援として、正しいのはどれか。
1つ選べ。
正答3
解説
正解は3です。
トランスセオレティカルモデル(行動変容段階モデル)の変容ステージを判定し、その段階に合った支援を選ぶ問題です。
事例の男性は「週3日休肝日にする」という行動を1か月継続しています。
行動を始めて6か月未満なので、実行期にあたります。
【選択肢別解説】
1:× 行動目標を家族に宣言するよう勧めるのは、自己の解放(コミットメント)という支援です。
これから行動を始める準備期に適した支援です。
2:× 毎晩の飲酒を続けることによる健康リスクの説明は、意識の高揚や感情的体験を促す支援です。
行動を変える気持ちがまだない無関心期に適しています。
3:○ 家にアルコール飲料を置かないよう勧めるのは、刺激統制という支援です。
飲酒のきっかけとなる刺激を遠ざけて、始めた行動を続けやすくするもので、実行期や維持期に適しています。
4:× 休肝日を守ることのメリットとデメリットを一緒に考えるのは、意思決定バランスを用いた支援です。
行動を変えるか迷っている関心期に適した支援です。
5:× お酒のエネルギー量を調べてみるよう伝えるのは、情報を集めて知識を得る意識の高揚の支援です。
無関心期や関心期に適しています。
【ポイント】
変容ステージは、無関心期、関心期、準備期、実行期(行動開始から6か月未満)、維持期(6か月以上)の順に進みます。
実行期・維持期には、刺激統制、行動置換、強化マネジメント、援助関係の活用が有効です。