正答5
解説
正解は5です。
ビタミンの補酵素としての働き、必要量に影響する要因、排泄経路、吸収阻害物質を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× ビタミンAは、エネルギー代謝の補酵素としては作用しません。
視覚(ロドプシンの形成)や細胞の分化、皮膚・粘膜の維持に働きます。
エネルギー代謝の補酵素として働くのは、ビタミンB1、B2、ナイアシンなどのB群です。
2:× ビタミンEの必要量は、飽和脂肪酸ではなく多価不飽和脂肪酸の摂取が増えたときに高まります。
酸化されやすい多価不飽和脂肪酸を守るために、ビタミンEが消費されるためです。
3:× 吸収されたビタミンB1の余剰分は、糞中ではなく尿中に排泄されます。
水溶性ビタミンなので、体内で過剰になった分は腎臓から排泄されます。
4:× ビタミンB6は、酸化還元反応ではなくアミノ基転移反応などのアミノ酸代謝に必要です。
酸化還元反応の補酵素となるのは、ビタミンB2(FAD)やナイアシン(NAD)です。
5:○ ビオチンは、生卵白中のアビジンと結合します。
強く結合して吸収されなくなるため、生卵白を大量に食べ続けるとビオチン欠乏が起こることがあります。
【ポイント】
ビタミンB6はたんぱく質の摂取量が増えると必要量が増え、ビタミンB1は糖質(エネルギー)摂取量に応じて必要量が増えます。
アビジンは加熱すると変性し、ビオチンと結合しなくなります。