正解を2つ選んでください。
正答1・4
解説
正解は1と4です。
ウイルス感染が主な原因となり、ウイルス対策ががん予防に直結するがんを選ぶ問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 肝がんは、ウイルス対策が重要ながんです。
わが国の肝がんの多くはB型肝炎ウイルス(HBV)とC型肝炎ウイルス(HCV)の持続感染が原因です。
肝炎ウイルス検診、抗ウイルス療法、B型肝炎ワクチンが予防対策になります。
2:× 子宮体がんは、ウイルスが主な原因ではありません。
主な危険因子はエストロゲンの過剰な作用で、肥満や未産などが関係します。
ウイルス(ヒトパピローマウイルス)が原因となるのは子宮頸がんです。
3:× 胃がんの主な原因は、ウイルスではなく細菌のヘリコバクター・ピロリです。
そのほか、食塩の過剰摂取や喫煙も危険因子です。
4:○ 成人T細胞白血病は、ウイルス対策が重要ながんです。
ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)の感染が原因で、主に母乳を介して母子感染します。
妊婦の抗体検査や授乳方法の指導が予防対策になります。
5:× 乳がんは、ウイルスが主な原因ではありません。
エストロゲンへの長期の曝露、閉経後の肥満、飲酒などが危険因子です。
【ポイント】
ウイルスが関係するがんは、肝がん(HBV・HCV)、子宮頸がん(HPV)、成人T細胞白血病(HTLV-1)です。
胃がんのピロリ菌は細菌である点がひっかけになりやすいです。