正答1
解説
正解は1です。
ビタミンが欠乏したときに起こる代謝の変化と身体症状を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ ビタミンDが欠乏すると、腸管からのカルシウムの吸収が低下します。
骨の石灰化が障害されるため、骨塩量が減少し、骨軟化症やくる病が起こります。
2:× ビタミンKが欠乏すると、血液凝固の時間は短縮するのではなく延長します。
ビタミンKは、肝臓でプロトロンビンなどの凝固因子をつくるのに必要だからです。
3:× ビタミンB1が欠乏すると、乳酸の血中濃度は低下ではなく上昇します。
ピルビン酸脱水素酵素の補酵素が不足し、ピルビン酸が乳酸に回るためです。
4:× ビタミンB12が欠乏すると、DNAの合成は促進されるのではなく障害されます。
その結果、赤血球が正常に分裂できず巨赤芽球性貧血となります。
5:× 葉酸が欠乏すると、ホモシステインの血中濃度は低下ではなく上昇します。
ホモシステインからメチオニンを合成する反応に葉酸が必要なためです。
【ポイント】
ビタミンB1欠乏は脚気・ウェルニッケ脳症・乳酸アシドーシス、ビタミンB12と葉酸の欠乏は巨赤芽球性貧血と高ホモシステイン血症です。
ビタミンK欠乏ではプロトロンビン時間が延長します。