正答3
解説
正解は3です。
広範囲熱傷の急性期は、強い侵襲によってストレスホルモンが増え、代謝が大きく亢進する時期です。
体液が血管外へ漏れ出し、たんぱく質の分解も進みます。
【選択肢別解説】
1:× 熱傷の急性期には、炎症物質の作用で血管透過性が亢進します。
血漿が血管外に漏れ出して浮腫や循環血液量の減少が起こるので、低下ではありません。
2:× 筋たんぱく質の分解が進むため、尿中窒素排泄量は増加します。
減少ではありません。
3:○ カテコールアミン、グルカゴン、コルチゾールなどのストレスホルモンが増え、糖新生が進みます。
インスリン抵抗性も高まるため、高血糖をきたしやすくなります。
4:× 急性期には、創面からの滲出や血管外への体液移動で、大量の体液が失われます。
水分は制限せず、輸液で十分に補給します。
5:× たんぱく質の必要量が大きく増えるため、NPC/Nは健常時より低く設定します。
健常時の150〜200程度に対し、100〜150程度に下げるのが一般的です。
【ポイント】
侵襲時は「異化亢進・高血糖・尿中窒素増加・NPC/Nは低め」と整理しましょう。
NPC/Nは、たんぱく質以外のエネルギー(kcal)を窒素量(g)で割った値です。