正答4
解説
正解は4です。
妊娠中のホルモンの変化と、妊娠合併症を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 着床部位の絨毛から分泌されるのは、プロゲステロンではなくヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)です。
妊娠初期のプロゲステロンは主に黄体から分泌されます。
2:× オキシトシンは、乳汁の産生ではなく射乳(乳汁の排出)を促進します。
乳汁の産生を促すのはプロラクチンです。
3:× 妊娠すると、黄体は消失せずhCGの刺激で妊娠黄体として維持されます。
胎盤が完成するまでプロゲステロンを分泌します。
4:○ 妊娠中は胎盤ホルモンによりインスリン抵抗性が高まり、脂肪分解も進みます。
そのため糖代謝異常合併妊娠では、ケトアシドーシスを起こしやすくなります。
5:× 妊娠高血圧症候群の重症度は、血清アルブミン値ではなく血圧の程度などで分類します。
当時は血圧と尿たんぱくの量で軽症と重症に分けていました。
【ポイント】
プロラクチンは乳汁を作り、オキシトシンは乳汁を押し出すと区別しましょう。
なお、2018年の改訂で、妊娠高血圧症候群の重症度は尿たんぱくの量ではなく血圧で判定することになりました。