正答4
解説
正解は4です。
慢性腎臓病(CKD)の重症度分類や、尿・血液から摂取量や電解質異常を評価する方法を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 重症度の分類には、尿中尿素窒素値ではなく糸球体ろ過量(GFR)と尿たんぱく(アルブミン尿)を用います。
GFRは血清クレアチニン値と年齢・性別から推算します。
2:× たんぱく質摂取量の推定には、血清尿素窒素値ではなく24時間尿中の尿素窒素排泄量を用います。
マロニの式で、尿中尿素窒素と体重から1日のたんぱく質摂取量を推定します。
3:× 食塩摂取量の推定には、血清ナトリウム値ではなく24時間尿中のナトリウム排泄量を用います。
摂取した食塩の大部分は尿中に排泄されるためです。
4:○ 補正カルシウム濃度は、血清アルブミン値が4.0 g/dL未満のときに用います。
カルシウムの一部はアルブミンと結合しているため、低アルブミン血症では見かけの値が低く出るからです。
5:× 代謝性アシドーシスの評価には、尿中たんぱく質排泄量ではなく血清重炭酸イオン濃度などの血液ガスの値を用います。
【計算】
補正カルシウム(mg/dL)=血清カルシウム(mg/dL)+(4.0-血清アルブミン(g/dL))
たんぱく質摂取量(g/日)=〔尿中尿素窒素(g/日)+0.031×体重(kg)〕×6.25
食塩摂取量(g/日)=尿中ナトリウム(mEq/日)÷17
【ポイント】
摂取量の推定は「たんぱく質は尿中尿素窒素」「食塩は尿中ナトリウム」と、いずれも24時間蓄尿で行います。
CKDの重症度は、原因(C)・GFR区分(G)・アルブミン尿区分(A)の組合せで評価します。