正答1
解説
正解は1です。
食塩(ナトリウム)を減らすと血圧が下がる仕組みを問う問題です。
血圧は心拍出量と末梢血管抵抗の積で決まります。
【選択肢別解説】
1:○ ナトリウムを制限すると、循環血液量が減少します。
ナトリウムは細胞外液の量を保つ主な陽イオンで、摂取が減ると体内に保持される水分も減るためです。
2:× 心拍出量は、増加ではなく減少します。
循環血液量が減ると心臓に戻る血液量が減り、送り出す血液量も減るためです。
3:× 末梢血管抵抗は、増加ではなく低下します。
末梢血管抵抗の増加は血圧を上げる方向に働くため、降圧の機序にはなりません。
4:× 交感神経の活性化は、降圧の機序ではありません。
交感神経が活性化すると心拍数の増加や血管の収縮が起こり、血圧は上がる方向に働きます。
5:× 血液浸透圧が高まることは、降圧の機序ではありません。
浸透圧が高まると水分が血管内に引き込まれて循環血液量が増え、血圧は上がる方向に働きます。
【ポイント】
減塩による降圧は「ナトリウム減少、循環血液量減少、心拍出量減少、血圧低下」という流れで理解します。
高血圧の食塩制限の目標は6 g/日未満です。