正答5
解説
正解は5です。
糖尿病の合併症を予防するための食事の目安を問う問題です。
出題当時の糖尿病診療ガイドラインの考え方に沿って判断します。
【選択肢別解説】
1:× 炭水化物の摂取エネルギー比率は、70%ではなく50〜60%が目安です。
70%では脂質やたんぱく質が不足し、食後高血糖も起こしやすくなります。
2:× たんぱく質の摂取エネルギー比率7%は低すぎます。
腎症がなければ標準体重1 kg当たり1.0〜1.2 g程度を目安とし、エネルギー比率では20%以下とします。
3:× コレステロールの摂取量400 mg/日は多すぎます。
動脈硬化の予防のため過剰摂取を避け、高LDLコレステロール血症を伴う場合は200 mg/日未満とします。
4:× 食塩の摂取量10 g/日は多すぎます。
食事摂取基準の目標量(男性8 g/日未満、女性7 g/日未満)を目安とし、高血圧を合併する場合は6 g/日未満とします。
5:○ 食物繊維の摂取量は25 g/日とします。
食物繊維は糖の吸収を緩やかにして食後血糖の上昇を抑えるため、1日20〜25 g以上の摂取が勧められています。
【ポイント】
糖尿病の食事は「適正エネルギー」「炭水化物50〜60%」「食物繊維20〜25 g以上」「減塩」が基本です。
合併症予防には、血糖だけでなく血圧と脂質の管理も重要です。