正答3
解説
正解は3です。
習慣的な運動(トレーニング)による身体の適応を問う問題です。
運動を続けると、心機能・骨・糖代謝・脂質代謝はいずれも良い方向に変化します。
【選択肢別解説】
1:× 1回心拍出量は、減少するのではなく増加します。
心筋が発達して1回に送り出す血液量が増えるため、安静時心拍数は低下します。
2:× 骨密度は、低下するのではなく上昇します。
運動による力学的な負荷が骨形成を促すためです。
3:○ 筋肉のグルコースの取り込みは増加します。
運動は筋細胞のグルコース輸送体4(GLUT4)を細胞膜へ移動させ、インスリン感受性も高めるためです。
4:× 血清トリグリセリド値は、上昇するのではなく低下します。
リポたんぱく質リパーゼの活性が高まり、トリグリセリドの分解が進むためです。
5:× 血清HDLコレステロール値は、低下するのではなく上昇します。
運動はHDLコレステロールを増やす代表的な生活習慣です。
【ポイント】
運動の効果は「インスリン抵抗性の改善」「TG低下・HDL上昇」「骨密度上昇」「1回拍出量の増加」とまとめて覚えます。
有酸素運動は2型糖尿病や脂質異常症の予防・治療の柱です。