正答3
解説
正解は3です。
基礎代謝量の測定条件と、年齢・体組成によるエネルギー消費量の違いを問う問題です。
エネルギー消費の大小は、筋肉などの除脂肪組織の量に大きく左右されます。
【選択肢別解説】
1:× 基礎代謝量は、食後1時間以内ではなく、食後12〜14時間経過した早朝空腹時に測定します。
食後は食事誘発性熱産生の影響を受けるからです。
2:× 基礎代謝基準値(kcal/kg体重/日)は、年齢とともに増加するのではなく低下します。
乳幼児期に最も高く、加齢とともに低くなります。
3:○ 同じ体重で比べると、体脂肪率の高い方が基礎代謝量は低くなります。
基礎代謝量は主に筋肉などの除脂肪組織の量に比例し、脂肪組織はエネルギー消費が少ないからです。
4:× 安静時代謝量は、睡眠時代謝量より低いのではなく高いです。
安静時代謝量は座った姿勢での代謝量で、基礎代謝量よりおよそ10〜20%高くなります。
5:× 食事誘発性熱産生は、同じ重量で比べると脂肪よりたんぱく質の方が大きいです。
たんぱく質では摂取エネルギーの約30%、脂質では約4%が熱として消費されます。
【ポイント】
基礎代謝量の測定は「早朝空腹時・安静仰臥位・覚醒状態・快適な室温」が条件です。
睡眠時代謝量は、基礎代謝量とほぼ同じかやや低い値とされます。