正答4
解説
正解は4です。
不飽和脂肪酸の分類(n-3系・n-6系、一価・多価)と、必須脂肪酸、エイコサノイドの合成を問う問題です。
各脂肪酸がどの系列に属し、体内で合成できるかどうかを整理することがポイントです。
【選択肢別解説】
1:× オレイン酸は、必須脂肪酸ではありません。
n-9系の一価不飽和脂肪酸で、体内でステアリン酸から合成できるからです。
2:× リノール酸は、体内でパルミチン酸から合成されません。
ヒトはn-6系の位置に二重結合を入れる酵素をもたないため、リノール酸は食事からとる必要がある必須脂肪酸です。
3:× α-リノレン酸は、一価ではなく多価不飽和脂肪酸です。
二重結合を3つもつn-3系の脂肪酸です。
4:○ エイコサペンタエン酸(EPA)は、エイコサノイドの合成材料です。
炭素数20の多価不飽和脂肪酸で、プロスタグランジンやトロンボキサン、ロイコトリエンなどの材料となるからです。
5:× ドコサヘキサエン酸(DHA)は、n-6系ではなくn-3系の脂肪酸です。
n-6系の代表は、リノール酸とアラキドン酸です。
【ポイント】
n-3系はα-リノレン酸・EPA・DHA、n-6系はリノール酸・γ-リノレン酸・アラキドン酸です。
エイコサノイドの材料には、EPAのほか、n-6系のアラキドン酸やジホモ-γ-リノレン酸もあります。