正答5
解説
正解は5です。
甲状腺ホルモンが過剰になるバセドウ病で、どのような症状・検査所見がみられるかを問う問題です。
甲状腺ホルモンは代謝を高めるホルモンなので、代謝亢進の症状が現れます。
【選択肢別解説】
1:× バセドウ病では、発汗は減少するのではなく増加します。
代謝が高まって熱の産生が増えるからです。
2:× 基礎代謝量は、低下するのではなく上昇します。
甲状腺ホルモンが全身の細胞の酸素消費とエネルギー代謝を高めるからです。
3:× 脈拍数は、減少するのではなく増加します。
甲状腺ホルモンが心臓の働きを高め、頻脈や動悸が起こります。
4:× 血清コレステロール値は、上昇するのではなく低下します。
甲状腺ホルモンがコレステロールの分解と排泄を促進するからです。
5:○ 血清甲状腺刺激ホルモン(TSH)値は、低下します。
血中の甲状腺ホルモンが過剰になると、負のフィードバックによって下垂体からのTSH分泌が抑えられるからです。
【ポイント】
バセドウ病は、TSH受容体を刺激する自己抗体(TRAb)によって甲状腺ホルモンが過剰に作られる自己免疫疾患です。
甲状腺機能低下症では、逆に寒がり・徐脈・血清コレステロール値の上昇・TSH値の上昇がみられます。