正答3
解説
正解は3です。
腎臓に作用するホルモンが、どの物質の再吸収や排泄を調節するかを問う問題です。
ホルモンごとに「何の再吸収を促し、何の再吸収を抑えるか」を正確に対応させることがポイントです。
【選択肢別解説】
1:× カルシトニンは、腎臓でのカルシウムの再吸収を促進するのではなく抑制します。
尿中へのカルシウム排泄と骨吸収の抑制によって、血中カルシウム濃度を下げます。
2:× アルドステロンは、カリウムの再吸収ではなくナトリウムの再吸収を促進します。
カリウムについては、尿中への排泄を促進します。
3:○ 副甲状腺ホルモン(PTH)は、リンの再吸収を抑制します。
腎尿細管でリンの再吸収を抑えて尿中排泄を増やし、同時にカルシウムの再吸収を促進するからです。
4:× バソプレシンは、水の再吸収を抑制するのではなく促進します。
集合管での水の再吸収を高めて尿を濃縮するため、抗利尿ホルモンとも呼ばれます。
5:× 活性型ビタミンDは、腎臓でのカルシウムの再吸収を抑制するのではなく促進します。
小腸からのカルシウム吸収も促進し、血中カルシウム濃度を上げます。
【ポイント】
PTHは「カルシウムを上げてリンを下げる」ホルモンです。
腎臓でカルシウムの再吸収を促すのはPTHと活性型ビタミンD、抑えるのはカルシトニンです。