正答3
解説
正解は3です。
重症感染症では、発熱や炎症性サイトカインの作用によって代謝が亢進し、体たんぱく質の分解(異化)が進みます。
【選択肢別解説】
1:× 体脂肪量は増加ではなく減少します。
エネルギー消費量の増加に摂取が追いつかず、脂肪が分解されてエネルギー源として使われるためです。
2:× エネルギー消費量は低下ではなく増加します。
発熱や炎症により代謝が亢進するためです。
3:○ ビタミンB1の必要量は増大します。
ビタミンB1は糖質代謝の補酵素であり、エネルギー代謝が亢進するとその分だけ多く必要になります。
4:× 不感蒸泄量は減少ではなく増加します。
発熱すると皮膚や呼気からの水分喪失が増え、体温1℃上昇ごとに約15%増えるとされます。
5:× 窒素出納は正ではなく負になります。
筋たんぱく質の分解が進み、尿中への窒素排泄が摂取量を上回るためです。
【ポイント】
侵襲時(感染・外傷・手術・熱傷)は「エネルギー消費増加・異化亢進・窒素出納は負・不感蒸泄増加」が共通する変化です。
エネルギーとともに、ビタミンB1などの代謝にかかわる栄養素の補給が必要です。