正答5
解説
正解は5です。
カウンセリングにおける共感的態度を問う問題です。
共感とは、クライアントの感情を評価や助言をせずにそのまま受け止め、理解したことを言葉で返すことです。
【選択肢別解説】
1:× 「もっとがんばりましょう」という励ましは、クライアントの気持ちを受け止めていません。
すでに頑張ってきた人には、かえって負担や疎外感を与えることがあります。
2:× 「なぜ」と理由を問う質問は、責められていると受け取られやすい聞き方です。
感情を受け止める共感的な応答ではありません。
3:× 改善点の指摘は助言・指示であり、共感的態度ではありません。
感情を受け止める前に指摘すると、信頼関係を損なうおそれがあります。
4:× 「みんなもそう」となぐさめるのは、本人の気持ちを一般化して軽く扱う応答です。
本人固有のつらさに寄り添っていません。
5:○ 「がっかりしますよね」と、クライアントの落胆の感情を言葉にして返しています。
感情の反映という技法で、共感的態度の典型例です。
【ポイント】
共感的態度は、来談者中心療法を提唱したロジャーズ(Rogers)が重視した3条件の一つです。
残る2つは、無条件の肯定的関心と自己一致(純粋性)です。