正答2
解説
正解は2です。
食事摂取基準(2010年版)の各指標の位置づけを、概念図から読み取る問題です。
【図の読み取り】
図の横軸は習慣的な摂取量で、左の縦軸は不足のリスク、右の縦軸は過剰摂取によって健康障害が生じるリスクです。
左側の曲線は、摂取量が増えるにつれて不足のリスクが1.0から0へ下がっています。
aは、不足のリスクが0.5(50%)になる摂取量の位置にあります。
bは、不足のリスクが0.025(2.5%)まで下がった位置にあります。
cは、不足のリスクがほぼ0になった位置にあります。
dは、右側で過剰摂取による健康障害のリスクが上がり始める境目の位置にあります。
【指標の対応】
a:推定平均必要量(EAR)は、集団の50%の人が必要量を満たす量なので、不足のリスク0.5の位置です。
b:推奨量(RDA)は、ほとんど(97~98%)の人が必要量を満たす量なので、不足のリスク0.025の位置です。
c:目安量(AI)は、一定の栄養状態を維持するのに十分な量で、不足のリスクがほとんどない位置です。
d:耐容上限量(UL)は、健康障害のリスクがないとみなされる習慣的な摂取量の上限です。
【選択肢別解説】
1:× aを推奨量、bを推定平均必要量としており、順序が逆です。
2:○ aが推定平均必要量、bが推奨量、cが目安量、dが耐容上限量で、図の位置と一致します。
3:× cは不足のリスクがない側の目安量、dは過剰側の耐容上限量であり、cとdが逆です。
4:× bは不足のリスク0.025の推奨量であり、耐容上限量ではありません。
5:× aは不足のリスク0.5の推定平均必要量であり、目安量ではありません。
【ポイント】
推奨量は、推定平均必要量に標準偏差の2倍を加えた量として設定されます。
目安量は、推定平均必要量と推奨量が設定できない場合に用いられる指標です。