正答2
解説
正解は2です。
抗利尿ホルモンであるバソプレシンの作用部位を問う問題です。
バソプレシンは視床下部で作られ、下垂体後葉から分泌されます。
腎臓の集合管に作用して水の再吸収を増やし、尿を濃縮します。
【選択肢別解説】
1:× 糸球体は血液をろ過して原尿を作る部位です。
バソプレシンはろ過には作用しません。
2:○ バソプレシンは集合管の細胞にアクアポリン(水チャネル)を増やし、水の再吸収を促進します。
その結果、尿量が減り尿が濃くなります。
3:× 遠位尿細管では、アルドステロンの作用によるナトリウムの再吸収などが行われます。
バソプレシンの主な作用部位ではありません。
4:× 近位尿細管は、原尿中のブドウ糖やアミノ酸、水の大部分を再吸収する部位です。
この再吸収はホルモンによる調節をほとんど受けません。
5:× Henle(ヘンレ)のループは、髄質の浸透圧の勾配を作り、尿を濃縮する土台を作る部位です。
バソプレシンが直接作用する部位ではありません。
【ポイント】
バソプレシンの分泌が不足すると、薄い尿が大量に出る中枢性尿崩症になります。
血漿浸透圧の上昇や循環血液量の減少が、バソプレシンの分泌を促します。