正答1
解説
正解は1です。
大脳半球には、言語を担う優位半球(多くは左)と、空間認知などを担う劣位半球(多くは右)があります。
劣位半球の障害では、空間や身体の認識に関わる症状が出ます。
【選択肢別解説】
1:○ 着衣失行は、衣服の上下や裏表、袖の位置がわからず正しく服を着られない症状です。
劣位半球の頭頂葉の障害で起こります。
2:× 観念失行は、歯ブラシで歯を磨くなど、道具を使う一連の動作の手順がわからなくなる症状です。
劣位半球ではなく、優位半球の頭頂葉の障害で起こります。
3:× 失算症は、計算ができなくなる症状です。
優位半球の角回の障害で起こり、ゲルストマン症候群の一つです。
4:× 失語症は、言語の理解や表出が障害される症状です。
言語中枢がある優位半球の障害で起こります。
【ポイント】
劣位半球の症状は、着衣失行、左半側空間無視、病態失認と覚えます。
優位半球の症状は、失語症、観念失行、観念運動失行、ゲルストマン症候群です。