正答1
解説
正解は1です。
高齢者は腸の蠕動運動が弱く、水分摂取や運動も減るため便秘になりやすくなります。
排便の援助では、まず生活習慣を整えることが基本です。
【選択肢別解説】
1:○ 水分摂取を促すのは適切です。
水分が不足すると便が硬くなり、出にくくなります。
高齢者はのどの渇きを感じにくいため、意識して水分をとるよう促します。
2:× 腹部には冷罨法ではなく温罨法を行います。
温めると腸の血流がよくなり、蠕動運動が促されます。
冷やすと腸の動きが抑えられます。
3:× 便秘の訴えがあっても、すぐに下剤を勧めるのは不適切です。
まず食事・水分・運動などの生活習慣を見直します。
下剤の安易な使用は、腸の機能低下や下痢・脱水につながります。
4:× 摘便時に腹圧をかけてもらうのは不適切です。
力んで腹圧をかけると肛門周囲の筋肉が緊張し、指を入れるときの痛みや粘膜の損傷につながります。
正しくは口でゆっくり呼吸してもらい、力を抜いた状態で指を挿入します。
【ポイント】
便秘の援助は「水分・食物繊維・運動・腹部の温罨法」が基本です。
摘便では口呼吸を促し、力を抜いてもらいます。