A ちゃん( 1歳3か月、男児)。
川崎病と診断され入院治療中である。
入院10日目より指先から膜様落屑がみられるようになり、母親が心配している。
母親への説明について、適切なのはどれか。
正答2
解説
正解は2です。
川崎病は、乳幼児に多い全身の血管炎です。
発熱や発疹、いちご舌、手足の硬い腫れなどの急性期症状の後、回復期に特徴的な症状が現れます。
【選択肢別解説】
1:× 指先の膜様落屑は、治療薬の副作用ではありません。
川崎病の経過の中で現れる症状です。
2:○ 発症から10日前後の回復期に、指先から皮膚が膜のようにむける膜様落屑がみられます。
回復過程の症状であることを説明し、母親の不安をやわらげます。
3:× 膜様落屑は症状の悪化を示すものではありません。
急性期の炎症が落ち着いた後に現れる症状です。
4:× 川崎病の経過として現れる症状なので、皮膚科で原因を相談する必要はありません。
【ポイント】
川崎病で最も注意すべき合併症は冠動脈瘤です。
回復期も含め、心臓の状態を継続して確認します。