正答4
解説
正解は4です。
食道静脈瘤ができるしくみ(門脈圧亢進症)から原因疾患を考える問題です。
【選択肢別解説】
1:× 胃がんは食道静脈瘤の主な原因疾患ではありません。
胃がんでは吐血や貧血などがみられますが、門脈圧亢進による静脈瘤は通常起こりません。
2:× 食道がんは食道の粘膜から発生する悪性腫瘍で、静脈瘤とは成り立ちが異なります。
嚥下困難や体重減少が主な症状です。
3:× クローン病は消化管に炎症が起こる炎症性腸疾患です。
門脈圧亢進を起こす疾患ではなく、食道静脈瘤の原因にはなりません。
4:○ 肝硬変では肝臓が硬くなって門脈の血流が妨げられ、門脈圧が上昇します。
行き場を失った血液が食道の静脈などの側副血行路に流れ込み、静脈が拡張して食道静脈瘤になります。
破裂すると大量に吐血し、生命にかかわります。
【ポイント】
門脈圧亢進症では、食道静脈瘤、腹壁静脈の怒張(メドゥーサの頭)、脾腫、腹水がみられます。
食道静脈瘤の破裂は肝硬変の重大な死因の1つです。