正答2
解説
正解は2です。
髄膜炎は、脳と脊髄を包む髄膜に起こる炎症で、細菌・ウイルス・真菌などが原因になります。
発熱・頭痛・嘔吐と、髄膜刺激症状が主な症状です。
【選択肢別解説】
1:× 真菌による髄膜炎も起こります。
クリプトコッカスによる髄膜炎が代表的で、HIV感染者など免疫が低下した人に多くみられます。
2:○ 成人の細菌性髄膜炎の原因菌で最も多いのは肺炎球菌です。
高齢者や免疫が低下した人では、リステリア菌なども原因になります。
3:× うっ血乳頭やクッシング現象(血圧上昇と徐脈)は、頭蓋内圧が高まったときの徴候です。
髄膜炎で起こることはありますが、主な症状ではありません。
主な症状は発熱・頭痛・嘔吐と髄膜刺激症状です。
4:× 項部硬直やケルニッヒ徴候は、髄膜の炎症で現れる髄膜刺激症状です。
髄膜炎の診断に役立つ代表的な所見であり、みられないのではありません。
【ポイント】
髄膜刺激症状には、項部硬直、ケルニッヒ徴候、ブルジンスキー徴候があります。
診断には腰椎穿刺による髄液検査を行い、細菌性では髄液の糖が低下し、多核白血球が増えます。