正答2
解説
正解は2です。
播種性血管内凝固症候群(DIC:disseminated intravascular coagulation)の原因と病態を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× DICには必ず基礎疾患(原因疾患)があります。
敗血症などの重症感染症、悪性腫瘍、常位胎盤早期剥離などの産科疾患、重い外傷などが原因になります。
2:○ DICでは、全身の微小血管に血栓が多発します。
基礎疾患によって血液を固める働き(凝固)が全身で過剰に起こるためです。
3:× 出血は皮下に限局せず、全身にみられます。
血栓をつくるために血小板や凝固因子が大量に使われて不足し、さらに血栓を溶かす働き(線溶)も高まるためです。
皮下出血のほか、注射部位、消化管、脳などからも出血します。
4:× 臓器虚血症状(虚血性臓器障害)はみられます。
多発した微小血栓が臓器の血流を妨げ、腎不全、呼吸不全などの臓器障害を起こすためです。
【ポイント】
DICは「全身の血栓」と「出血傾向」が同時に起こる病態です。
治療の基本は基礎疾患の治療で、あわせて抗凝固療法や血小板・凝固因子の補充を行います。