正答3
解説
正解は3です。
炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)と虚血性大腸炎の特徴を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 潰瘍性大腸炎の主な症状は便秘ではなく、粘血便を伴う下痢です。
腹痛や発熱を伴うこともあります。
2:× 縦走潰瘍は潰瘍性大腸炎ではなく、クローン病の特徴的な所見です。
潰瘍性大腸炎は、直腸から連続して口側に広がる粘膜のびまん性のびらん・潰瘍が特徴です。
3:○ クローン病では腸粘膜に敷石状の変化(敷石像)がみられます。
縦走潰瘍の間の粘膜が盛り上がり、石畳を敷いたように見えるものです。
クローン病は口から肛門までのどこにでも、とびとびに病変が起こります。
4:× 虚血性大腸炎は抗生物質の使用ではなく、大腸の血流障害によって起こります。
高齢者や便秘の人に多く、突然の腹痛と下血で発症します。
抗生物質の使用で起こる大腸炎は、偽膜性大腸炎などの抗菌薬関連腸炎です。
【ポイント】
潰瘍性大腸炎は直腸から連続する粘膜の病変、クローン病は全消化管にとびとびに起こる全層性の病変です。
縦走潰瘍・敷石像はクローン病の特徴と覚えましょう。