正答2
解説
正解は2です。
虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)の原因と病態を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 狭心症では心筋の壊死は起こりません。
狭心症は一時的な虚血で、血流が戻れば心筋は元に戻ります。
心筋が壊死するのは心筋梗塞です。
2:○ 虚血性心疾患は、冠状動脈の狭窄や閉塞によって起こります。
多くは動脈硬化が原因で、狭窄で血流が不足すると狭心症、完全に閉塞して心筋が壊死すると心筋梗塞になります。
3:× 心筋梗塞の本態は、心筋の炎症ではなく、血流途絶による心筋の壊死です。
壊死に伴う反応は起こりますが、心筋の炎症が主な病態となるのは心筋炎です。
4:× 心筋梗塞の部位は肥厚ではなく、壊死した後に線維化して薄くなります。
薄くなった部分が外に膨らむと心室瘤になり、まれに破裂(心破裂)します。
【ポイント】
狭心症は可逆的な虚血、心筋梗塞は不可逆的な壊死です。
狭心症発作はニトログリセリンで改善しますが、心筋梗塞の胸痛はニトログリセリンでは消えにくいことも区別点です。