正答3・4
解説
本問は採点除外(公式解答が複数正解として改訂された救済問題(いずれの選択でも正解))です。
細胞診・組織診・術中迅速診断の違いを問う問題です。
選択肢3は明らかに正しい記述です。
選択肢4も、術中迅速診断では通常のホルマリン固定を行わない点で正しいと読めます。
そのため3と4のどちらを選んでも正解とされました。
【選択肢別解説】
1:× 細胞診は、切除された組織ではなく、はがれ落ちた細胞や吸引した細胞を調べます。
喀痰・尿・子宮頸部の擦過物などを用います。
組織を切り取って調べるのは組織診です。
2:× 子宮頸がんや肺がんの検診に用いるのは、組織診ではなく細胞診です。
細胞診は体への負担が少なく、多くの人を一度に調べるのに向いています。
3:○ 迅速診断とは、主に手術中に採取した検体をその場で診断することです。
結果をもとに切除範囲などを決めるため、術中迅速診断とも呼ばれます。
4:△ 術中迅速診断では、組織を凍らせて薄く切る凍結切片を用います。
通常の病理検査のような長時間のホルマリン固定は行わないため、正しいと読めます。
ただし、切った標本は染色前に短時間固定するため、判断が分かれる記述です。
【ポイント】
細胞診は細胞を、組織診(生検)は組織のかたまりを調べると区別しましょう。
検診(スクリーニング)は細胞診、確定診断は組織診が基本です。