正答4
解説
正解は4です。
血栓・塞栓・梗塞という循環障害の用語の定義を問う問題です。
3つの用語は似ていますが、起こる現象がそれぞれ異なります。
【選択肢別解説】
1:× 血管内腔で血液が凝固することは、塞栓症ではなく血栓症といいます。
塞栓症は、血流に乗って運ばれた物質が血管を詰まらせることです。
2:× 塞栓症の原因で最も多いのは脂肪ではなく血栓です。
はがれた血栓による血栓塞栓症が大半で、脂肪塞栓は骨折時などに起こるまれなものです。
3:× 血栓は動脈だけでなく静脈にもできます。
下肢の深部静脈血栓症は、肺塞栓症の原因として重要です。
4:○ 梗塞とは、動脈の血流が途絶えたために、その支配領域の組織が壊死に陥ることをいいます。
心筋梗塞や脳梗塞が代表例です。
【ポイント】
血管内で固まるのが血栓、流れて詰まるのが塞栓、その先の組織が壊死するのが梗塞と、流れで整理しましょう。
長期臥床や手術後は深部静脈血栓症ができやすく、早期離床や弾性ストッキングで予防します。