正答1
解説
正解は1です。
脳・神経疾患の病態の基礎を問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:○ 脳梗塞が小脳に好発するという記述は誤りです。
脳梗塞は大脳に多く、特に中大脳動脈の灌流域(大脳半球・大脳基底核・内包)に好発します。
2:× アルツハイマー型認知症で老人斑を認めるのは正しい記述です。
アミロイドβたんぱくが沈着した老人斑と、タウたんぱくによる神経原線維変化が特徴です。
3:× 硬膜外血腫が頭蓋骨と硬膜の間の血腫であるのは正しい記述です。
多くは頭蓋骨骨折に伴う中硬膜動脈の損傷で起こり、意識清明期がみられることがあります。
4:× 神経膠腫が原発性脳腫瘍の中で頻度が高いのは正しい記述とされます。
脳の実質から発生する腫瘍で、髄膜腫と並んで最も多い脳腫瘍です。
【ポイント】
硬膜外血腫は頭蓋骨と硬膜の間、硬膜下血腫は硬膜とくも膜の間の出血と、部位で区別しましょう。
脳出血の好発部位は被殻と視床です。
小脳出血は脳出血の約1割を占めますが、脳梗塞の多くは大脳に起こります。