正答4
解説
正解は4です。
酸塩基平衡の異常の原因を問う問題です。
酸を失うか塩基(重炭酸イオン)が増えると、血液のpHが上がりアルカローシスになります。
【選択肢別解説】
1:× ケトン体が異常に増えると、アルカローシスではなくアシドーシスになります。
糖尿病性ケトアシドーシスが代表で、代謝性アシドーシスに分類されます。
2:× 乳酸が異常に増えると、アルカローシスではなくアシドーシスになります。
ショックなどの組織低酸素で起こる乳酸アシドーシスです。
3:× 下痢で腸液を大量に失うと、アルカローシスではなくアシドーシスになります。
腸液には重炭酸イオン(塩基)が多く含まれ、これを失うためです。
4:○ 嘔吐で胃液を大量に失うと、代謝性アルカローシスになります。
胃液に含まれる塩酸(酸)が体外へ失われるためです。
【ポイント】
「嘔吐は酸を失ってアルカローシス、下痢は塩基を失ってアシドーシス」と対で覚えましょう。
呼吸性では、過換気でアルカローシス、低換気(CO2の蓄積)でアシドーシスになります。