正答4
解説
正解は4です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
高齢者は体内の水分量がもともと少なく、のどの渇きも感じにくいため、脱水を起こしやすい状態にあります。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
加齢で腎血流量や糸球体濾過量が低下し、尿を濃くする力も弱まります。
そのため水分を体内に保ちにくく、脱水になりやすくなります。
2:× 正しい記述です。
口渇を感じる中枢の働きが鈍くなるため、体が水分を必要としていても飲水が不足しがちです。
3:× 正しい記述です。
飲水量や輸液量と、尿量などの排泄量を比べて水分出納のバランスを確認し、脱水の程度を判断します。
4:○ 誤った記述です。
高齢者は心臓や腎臓の予備能力が低いため、急速な輸液は心不全や肺水腫を招くおそれがあります。
輸液は医師の指示どおりの種類と速度で、心臓への負担を観察しながらゆっくり行います。
【ポイント】
高齢者の脱水は「体内水分量の減少・口渇の鈍化・尿濃縮力の低下」の3点で起こりやすくなります。
輸液中は呼吸状態や浮腫の出現にも注意します。