正答3
解説
正解は3です。
吐血と下血の特徴を問う問題です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
【選択肢別解説】
1:× 吐血は、トライツ靭帯より口側の消化管からの出血でおこります。
トライツ靭帯は十二指腸と空腸の境目にあり、上部消化管と下部消化管の境界です。
記述は正しい内容です。
2:× 胃内にとどまった血液は、胃酸の作用で黒っぽく変わります。
コーヒー残渣のような黒褐色になるので、記述は正しい内容です。
食道静脈瘤破裂などで出血量が多い場合は、鮮紅色の吐血になることもあります。
3:○ 大腸下部からの多量の出血では、タール便ではなく鮮血便がみられます。
肛門に近い部位からの出血は、変化する時間がなく赤いまま出るからです。
タール便は、上部消化管からの出血が腸内を通る間に黒く変化したものです。
4:× 吐血や下血では多くの血液を失い、出血性ショックをおこすことがあります。
血圧の低下や脈拍の増加に注意するので、記述は正しい内容です。
【ポイント】
タール便は上部消化管、鮮血便は肛門に近い下部消化管からの出血を考えます。