高齢者の骨粗鬆症について、正しいものの組合せを一つ選べ。
a ビタミンDの欠乏は骨量減少に影響する。
b 転倒による骨折の発症は少ない。
c 運動を頻回にすることで発症する。
d 続発性骨粗鬆症は、内分泌性疾患や栄養障害によって発症する。
正答2
解説
正解は2です。
骨粗鬆症は、骨量が減少して骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気です。
原因と、骨折との関係を問う問題です。
【記述別解説】
a:○ ビタミンDは、腸管からのカルシウムの吸収を助けます。
欠乏するとカルシウムが不足し、骨量が減少します。
b:× 骨粗鬆症の高齢者は、転倒によって骨折しやすくなります。
大腿骨頸部骨折や橈骨遠位端骨折は転倒で起こる代表的な骨折で、少ないとはいえません。
c:× 適度な運動は、骨に負荷をかけて骨量を保つ効果があります。
運動不足や長期臥床こそが骨量減少の原因であり、運動で発症するのではありません。
d:○ 続発性骨粗鬆症は、ほかの病気や薬が原因で起こる骨粗鬆症です。
甲状腺機能亢進症などの内分泌疾患、栄養障害、副腎皮質ステロイド薬の使用などが原因になります。
【選択肢別解説】
1:× bは誤りです。
骨粗鬆症では転倒による骨折が多くなります。
2:○ aとdはどちらも正しい記述です。
3:× bとcはどちらも誤りです。
4:× cは誤りです。
適度な運動は骨量の維持に役立ちます。
【ポイント】
骨粗鬆症の多くは、閉経後のエストロゲン減少や加齢による原発性骨粗鬆症です。
予防には、カルシウム・ビタミンD・ビタミンKの摂取、適度な運動と日光浴、転倒予防が大切です。