正答2
解説
正解は2です。
認知症状は、脳そのものの病気だけでなく、全身の病気によっても起こります。
この問題は認知症状を呈する疾患として誤っているものを選ぶので、○ が答えです。
【選択肢別解説】
1:× 認知症状を呈する疾患です。
クロイツフェルト-ヤコブ病は、異常プリオンたんぱくが脳に蓄積して起こります。
急速に進行する認知症とミオクローヌス(不随意運動)が特徴です。
2:○ 甲状腺機能亢進症の主な精神症状は、いらいら・不安・興奮・不眠などの過活動の症状です。
認知症状を起こす代表的な甲状腺疾患は甲状腺機能低下症であり、治療で改善しうる認知症として重要です。
3:× 認知症状を呈する疾患です。
慢性硬膜下血腫は、軽い頭部打撲の数週間から数か月後に、硬膜の下に血液がたまる病気です。
認知機能低下や歩行障害が現れ、手術で血腫を除去すると改善します。
4:× 認知症状を呈する疾患です。
多発性硬化症は中枢神経に脱髄病変が多発する病気です。
運動・感覚・視力の障害に加え、記憶力や注意力の低下などの認知機能障害がみられることがあります。
【ポイント】
治療で改善しうる認知症(治る認知症)として、甲状腺機能低下症・慢性硬膜下血腫・正常圧水頭症・ビタミンB12欠乏症が頻出です。